住宅ローンの返済額・総返済額を減額する方法は？売却の必要性も解説！

住宅ローンの返済は長期にわたるため、途中で支払いができなくなるケースも多いのが現状です。
そのような場合に検討したいのが、住宅ローン返済額の減額ですが、その方法をご存じの方は少ないかもしれません。
そこで今回は、住宅ローンの返済額を減らす方法について、総返済額の減額方法や売却の必要性をご紹介します。

住宅ローンの返済額を減額する方法

住宅ローンの支払いが困難になった場合は、まず金融機関に相談することが大切です。
その際に検討するのは「返済条件の変更」で、承認されれば返済が難しい期間の返済額を減らしてもらえる可能性があります。
返済条件の変更は、大きく返済期間の延長・元金の据え置き・一定期間のみ減額の3種類です。
一般的に多く利用されると言われているのが「返済期間の延長」で、最大15年まで返済を引き延ばせます。
これにより、一般的には毎月1万円～3万円ほどの減額が期待できるでしょう。
また、ボーナス返済を設定している場合は、金額を変更したり設定を解除できたりします。
ただ、その分、返済期間が長引く恐れがあるので注意が必要です。

住宅ローンの総返済額を減額する方法

住宅ローンの総返済額を減らすには、繰り上げ返済が適しています。
繰り上げ返済とは、一時的にまとまった金額を返済するもので、当初の予定より早くローンを完済できるのが特徴です。
返済期間が短くなる分、将来的に発生する予定だった金利を削減できますが、その分、まとまった資金は必要になります。
そのため、子どもの教育費や車の買い替えなど大きな支出が見込まれる場合は、手元にある程度の資金を残しておくのがポイントです。
そのほかに、住宅ローンの総返済額を減らす方法として「借り換え」があります。
金利の低い住宅ローンに借り換えれば、毎月の返済額だけでなく総返済額も減額可能です。

住宅ローンの減額が困難な場合は自宅の売却が必要か

住宅ローンの減額ができない場合には、自宅の売却を検討する必要があります。
売却時には、物件価格が住宅ローンの残債を上回る「アンダーローン」か、ローン残債が物件価格を上回る「オーバーローン」かしっかりと確認しましょう。
アンダーローンであれば売却益でローン返済ができますが、オーバーローンの場合は完済が困難なケースが多いため任意売却がおすすめです。
任意売却は住宅ローンの返済が困難になった不動産を債権者の同意を得て売却する方法で、債務を残したまま抵当権などを解除してもらいます。

まとめ

住宅ローンの返済額を減額する方法は、返済条件の変更やボーナス返済の解除です。
総返済額を減らすには、繰り上げ返済や金利の低い住宅ローンへの借り換えを検討しましょう。
返済額を減額できない場合には自宅の売却を検討する必要がありますが、その際はアンダーローンかオーバーローンか確認しましょう。
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