一戸建ての購入にかかる期間は？種類ごとの期間や購入の注意点も解説

これからマイホームを買おうと考えているものの、入居までにどれくらいかかるか気になる方は多いです。
建物にはいくつかの種類があり、ゼロから建物を建てるのか、すでにある物件を買うのかによって必要な時間は異なります。
本記事では、一戸建て購入にかかる期間をお伝えしたうえで、買うときの注意点を解説します。

建売住宅・注文住宅・中古住宅それぞれの一戸建て購入までの期間

結論として、一戸建ての種類によって購入までの期間は変動し、建売住宅は3か月～1年2か月程度・注文住宅は半年～8か月程度・中古物件は1～2か月程度かかるとされています。
建売住宅は理想的な物件が見つかるまでに時間がかかるため、一般的に契約まで1年ほどかかるケースが多いですが、契約が決まれば入居までは3か月ほどで完了します。
注文住宅は物件選び以外に土地探し・設計の期間を要するため見積もりに2～4か月・仮契約から工事請負契約に4～5か月・着工から引き渡しに3～5か月ほど必要です。
中古住宅は物件自体は存在しているため条件を満たした物件の中で気に入ったものがあれば最短1か月で引き渡しができますが、売主が居住中の場合は引っ越しが完了するのを待たなければなりません。
新学期や転勤などライフステージの変化に合わせて引っ越しを検討しているのであれば、どのタイプの一戸建てを購入するにしても前倒しで契約を進めましょう。

一戸建てを購入するときの注意点

一戸建てを購入するときの注意点として、「子どもは何人欲しいか」「両親の介護が必要になったときに同居するのか」など将来の家族構成をできるだけ正確に考えなければなりません。
家族の数を考慮すれば、次第に間取りや周辺環境の優先順位も明確になってくるでしょう。
続いて、マイホームは10～20年単位で外壁・屋根・内装などの経年劣化に対するメンテナンスが必要になるため、目先の費用のみではなく長期的に管理しやすいかどうか考える必要があります。
最後に売買契約後のキャンセルは困難なため、目視で確認できる欠陥の有無に限らず住宅そのものの基礎・構造部分にも欠陥がないか入念な確認が必要です。
ただし素人だけでは目視で確認できない部分の欠陥を把握するのは困難なため、ホームインスペクションと呼ばれる第三者の住宅診断を受けるのがおすすめです。
専門家が住宅の状態を評価するため、引き渡し後に工事が必要になったり、想定よりも早く修繕が必要になったりするリスクを軽減できます。

まとめ

一戸建てを購入するための期間は、物件のタイプによってさまざまです。
新生活に合わせて引っ越しを検討しているのであれば、余裕を持って物件探し・契約・引き渡しを進める必要があります。
また後から欠陥が発覚すると想定していた以上の出費となる可能性があるため、ホームインスペクションなどの診断を利用して安心して住み続けられる物件を探しましょう。
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